CATV工事メモ

ケーブルテレビ会社の都合で同軸引き込みから光ファイバー引き込みに変更になった。もちろん工事費は無料だが,1年後から視聴料が1,000円から1,500円に値上がりする。痛い!
今までは最低限のプランで契約していて,地デジのみの視聴でよかったが,BSパススルーでBS信号も乗っかってくるようだ。
BS/CSはパラボラを設置してケーブルテレビとは別ルートで引き込んでいるので不要なのだが,局のほうで,BS信号を停止も出来るがバックアップ用にそのままとする。
今までブースターを設置していたが,今回設置の光受信機側の信号レベルが上がる(ATTを0dBで)ので不要になると工事担当者から聞いたが,ブースターをそのまま使用することにした。ブースターの入力でUVとBS/CSがあるが,UVのみに接続してBS/CSは空けておくことでブースターでBS信号をカット(減衰)する。

光受信機用電源(屋内設置)

光受信機(屋外設置)

光受信機名板

光受信機内部

光受信機内部アッテネータ

15dB側にして信号強度を落として,屋内設置のブースターで増幅している。

CATVを分波器で分けて,ブースターのUVとBS/CSに入れてテレビの地デジラインにBS信号も乗っけてみた。TV側の分波器で問題なく視聴できるが,CSが映らないのであくまでバックアップ用とする。逆にBS/CSラインにCATV地デジを乗せるにはBSをカットする必要がある。BS/CSラインに混合器を介してCATV地デジを乗せれば,混合器でケーブルテレビのBS信号がカットされて問題なく視聴できる。レベルを測定するとやや問題があった。

BS・CS     
 \┌──┐   BS・CS        
  ) \ |────────|\      BS/CS
 /└──┘      |  >──────────\
          |/ブースタ     〇───── BS/CS+(UHF)  
CATV(UHF+BS)         ┌────/ 混合器 
─┬─     UHF       │ UHF (BSはカット)
 │     ┌───|\      │ 
 └──────〇  |  >───────〇─────────── UHF+(BS)   
   分波器└───|/ブースタ 分配器
        BS

末端測定
ポイント
CHレベル(dBuV)MER
C/N(dB)BER
UHF2860.2>300.00E+00
BS2363.822.00.00E+00
ND2458.022.40.00E+00
UHF2862.7>300.00E+00
BS2345.518.10.00E+00

②のBS23のレベルとC/Nが低く基準以下。②の同軸ケーブルは古いタイプ(5CFV)なので減衰が多くBSには適していないので当たり前だ。①は後から敷設した同軸ケーブル(S5CFB)なので問題なし。光受信機内部のアッテネーター15dBを外して,ブースター側で調整できないか今度やってみようと思うが,あくまでバックアップ用なのでこれでも問題ないのだが。

※光受信機のアッテネーター15dBを外して,ブースター側でUHFを10dB落としてみたらいい感じの値になった。光受信機からブースターまでの距離が10m程あるので,その間の減衰の影響があるのかも。

末端測定
ポイント
CHレベル(dBuV)MER
C/N(dB)BER
②2F末端UHF2868.2>300.00E+00
②2F末端BS2361.420.70.00E+00

使用した機材

DXアンテナ デジタルレベルチェッカー 地デジ BS CS LTE 対応【2K 4K 8K 対応】 LC60WS

DXアンテナ 分配器 【2K 4K 8K 対応】 2分配 1端子通電形 金メッキプラグ F型端子 ダイカスト製高シールド構造 2DMS(P)

DXアンテナ 混合分波器 【2K 4K 8K 対応】 CS/BS-IF(2610MHz)+UHF・FM(CATV)対応 高シールド構造 MBUMS

DXアンテナ 分波器 【2K 4K 8K 対応】 出力側ケーブル付全端子通電形 F型 0.5m ブラック MBUMWSB(B)

ブースターは古いタイプなので最新が出ている。
CATV用 DXアンテナ UHF・BS/CS-IF帯用ブースタ GCU33L1 GCU33L1
CS/BS用 DXアンテナ CS/BS-IF・UHFブースター 41dB形 GCU41L2

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