目次
はじめに
数十年ぶりに薬師岳に登ってきた。
去年は山頂にある祠(薬師堂)が新しく新調され,今年は薬師堂に従来からまつられている薬師如来像に日光菩薩像と月光菩薩像が新たに加わり薬師三尊として安置された特別の年だ。
写真
グルグル写真
グルグル写真(「星の日周運動(スタートレイル)」で北極星を薬師堂のほぼ上に配置して撮ってみた。祠のギリ左だが手前の標識2本の間に薬師堂を入れるので仕方が無い。
薬師堂の薬師三尊に北極星の妙見菩薩を加えた1如来(薬師),3菩薩(日光・月光・妙見)と無理やりこじつけてみた。
最低でも20~30分連続で星が見えていてほしいが,霧や上空の雲の流れで撮影出来ないことが多く,東の空が白み始める直前に撮れた。
薬師堂内には薬師如来(やくしにょらい)を中尊とし、日光菩薩(にっこうぼさつ)を左脇侍、月光菩薩(がっこうぼさつ)を右脇侍とする三尊形式でまつられている。(この場合の「左」「右」は中尊から見た「左」「右」を指す)。 つまり正面から見て右は日光菩薩、左は月光菩薩ということになる。
妙見菩薩(みょうけんぼさつ)は、北極星を仏格化した「星の仏さま」で,薬師如来を中心に日・月・星の3菩薩が揃った。😃
人物を比較暗合成してみた。グルグルで比較明合成しているので人物の合成はやりすぎ?
人物を入れない写真と入れた写真を比べると,入れないほうは何か物足りなさを感じる。
写真としての評価は人物が入っていたほうが良いのだが,合成しているのでそこが引っ掛かる。花火や星の軌跡の撮影では比較明合成を使用するが方法が一般的だが,さらに人物を比較暗合成するとなるとどこまで合成するのか歯止めが効かなくなる。画像生成AIでも作成出来る時代なので,合成しないで入れる方法はないものか。
今回のルート
総距離 約20.0km 累積標高差 上り約1,724m 約23,000歩 下り約1,863m 約26,000歩
上りでGPS電源途中からON (-_-;)汗
後書き
久しぶりの薬師岳登山だったが百名山で有名な山なので他の登山者が沢山いて驚いた。←常識
以前(数十年前)にはそれほど多くなかったと思う。いつもは登山者が数名の山にしか行っていないので違いがあり過ぎて驚いた。
薬師岳山頂はガスが掛かりやすい。鍬崎山から撮影している時も他は晴れていても薬師岳方向だけは雲が沸いているのをちょくちょく見かける。
今回も星景の撮影時に苦労した。星が見えていて撮影機材をセットしていざ撮影開始というときに霧が南側から流れてきて一瞬で何も見えなくなった。それだけなら霧が晴れるのを待てば良いのだが,厄介なのは撮影機材に水滴が付いてずぶ濡れになることだ。カメラ・レンズはある程度の防水だが,レンズ前面に水滴がびっしり付くと撮影が出来なくなる。そのたびに,一旦撤収を余儀なくされた。霧が晴れても上空の雲の流れが星を遮る。自然相手では仕方の無い事だ。撮影の時期が悪いのだと思う。秋口の移動性高気圧に覆われるころが,良いように思う。
ただ気温に注意する必要がある。今回は下界では30℃超えだが,山頂は日中でも20℃に届かなく,夜間は10℃以下になり風も結構吹いており体感は氷点下になる。
ましてや秋口の夜間の山頂は冬山装備が必要になると思う。