「phpMyAdmin」のインストール

はじめに

MySQLの管理ツールである「phpMyAdmin」のインストール方法についてメモる。
MySQLはコマンドで処理するより管理ツールを使用したほうがメンテナンスが楽になる。

ダウンロード

「phpMyAdmin」サイトからファイルをダウンロードする。

上部の「Dowlload」をクリックしてダウンロードページへ移動後phpMyAdmin-5.2.1-all-languages.zipを選択しダウンロードする。又は右上緑の「Download xxx」をクリックする。寄付ポップアップ画面は「Cloce」する。

インストール

ダウンロードしたファイル「phpMyAdmin-5.2.1-all-languages.zip」を Apache のドキュメントルートに解凍する。
解凍後「phpMyAdmin-5.2.1-all-languages」フオルダー下にさらに「phpMyAdmin-5.2.1-all-languages」フォルダーが作成されるので,解凍後にリネーム・移動が必要。
解凍・移動フォルダー例 「D:/www/public_html/phpMyAdmin/」

設定

環境保管領域を設定

MySQL の管理者ユーザー rootとパスワードでログインする。
「phpMyAdmin 環境保管領域が完全に設定されていない」旨のメッセージが画面下部に表示されているので,設定変更を行っても保存されない。
ユーザー設定値は,MySQLデーターベースに保存されるのでそのデーターベースを作成する。

データーベース作成

phpMyAdmin の画面上部に表示されている「インポート」をクリックして次画面で「ファイルを選択」からphpMyAdmin をインストールしたフォルダーの sqlフオルダーにある「create_tables.sql」 を選択し,画面下部の「インポート」クリックする。
インポートが完了し、「phpMyAdmin」データベースが作成される。

config.inc.phpの編集

phpMyAdmin をインストールしたフォルダーにある「config.sample.inc.php」を編集画面で開いて編集後に名前を付けて保存で「config.inc.php」にリネームして編集画面を閉じる。
下記の先頭のコメント ”// “ を全て削除する。
1行目例:// $cfg[‘Servers’][$i][‘pmadb’] = ‘phpmyadmin’;
           ↓
     $cfg[‘Servers’][$i][‘pmadb’] = ‘phpmyadmin’;

/* Storage database and tables */
$cfg['Servers'][$i]['pmadb'] = 'phpmyadmin';
$cfg['Servers'][$i]['bookmarktable'] = 'pma__bookmark';
$cfg['Servers'][$i]['relation'] = 'pma__relation';
$cfg['Servers'][$i]['table_info'] = 'pma__table_info';
$cfg['Servers'][$i]['table_coords'] = 'pma__table_coords';
$cfg['Servers'][$i]['pdf_pages'] = 'pma__pdf_pages';
$cfg['Servers'][$i]['column_info'] = 'pma__column_info';
$cfg['Servers'][$i]['history'] = 'pma__history';
$cfg['Servers'][$i]['table_uiprefs'] = 'pma__table_uiprefs';
$cfg['Servers'][$i]['tracking'] = 'pma__tracking';
$cfg['Servers'][$i]['userconfig'] = 'pma__userconfig';
$cfg['Servers'][$i]['recent'] = 'pma__recent';
$cfg['Servers'][$i]['favorite'] = 'pma__favorite';
$cfg['Servers'][$i]['users'] = 'pma__users';
$cfg['Servers'][$i]['usergroups'] = 'pma__usergroups';
$cfg['Servers'][$i]['navigationhiding'] = 'pma__navigationhiding';
$cfg['Servers'][$i]['savedsearches'] = 'pma__savedsearches';
$cfg['Servers'][$i]['central_columns'] = 'pma__central_columns';
$cfg['Servers'][$i]['designer_settings'] = 'pma__designer_settings';
$cfg['Servers'][$i]['export_templates'] = 'pma__export_templates';

ファイル名「config.inc.php」で保存後にログインしてエラーメッセージが消えたことを確認する。

二要素認証の設定

セキュリティ強化のためにセキュリティキーを使用した認証を追加する。
画面上部に表示されている「設定」から次画面で「二要素認証」をクリック。
認証選択画面の「認証アプリ」を使用するので事前にスマホに対応アプリをインストールする。

スマホにアプリインストール

スマホに「Google Authenticator」をインストールする。

汎用のアプリなので他システムでも使用可能。

認証アプリ(2FA)の設定

phpMyAdmin の画面に戻り,「認証アプリ(2FA)」のラジオボタン選択後,
二要素認証を設定する」をクリックする。

スマホでQRコードスキャン

QR コードが表示されるので,スマホの「Google Authenticator」を起動して右下の「+」マーク(追加)をタップして次画面で「QR コードをスキャン」をタップする。
カメラが起動するので、 PC のphpMyAdmin画面に表示された QR コードをカメラで読み取ると,phpMyAdmin 用の認証コードが表示されるようになる。
phpMyAdminの画面では二要素認証が有効になった。

「phpMyAdmin」ログイン後に二要素認証を行う