ArGoSoft Mail & FTP Serverのインストール

server移行に伴い「ArGoSoft Mail Server」と「ArGoSoft FTP Server」をDドライブにインストールする手順をメモる。
ソフトのインストールはインストーラーのデフォルトのインストールパス「C:\」を「D:\」に変更するだけでOK。

インストール後に下記の3つのサービスを停止する。

データーは,デフォルトでは「C:\ProgramData\ArGoSoft」に保存されるのでDドライブに変更する必要がある。
ソフトのインストール後に「C:\ProgramData\ArGoSoft」フォルダー下に「MailServer.Net」と「FtpServer.Net」が作成されるので「C:\ProgramData\ArGoSoft」を「D:\ProgramData\ArGoSoft」へ移動する。

このソフトはプログラム内でファーストアクセスはCドライブのデータパス「C:\ProgramData\ArGoSoft」に固定されているようで設定ファイル等での変更ができない。よってフォルダのシンボリックリンクを設定してDドライブへアクセスさせるように設定する。「C:\ProgramData\ArGoSoft」フォルダーを移動後,削除されていることを確認して,
下記コマンドをコマンドプロンプト又はバッチファイルで実行する。

mklink /d C:\ProgramData\ArGoSoft D:\ProgramData\ArGoSoft

次に「D:\ProgramData\ArGoSoft\MailServer.Net」「D:\ProgramData\ArGoSoft\FtpServer.Net」にある設定ファイル「Settings.xml」をテキストエディタで開いてパス「C:\」を全て「D:\」に変更する。

<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<ServerSettings version="1.0">
    <ConnectionString>Data Source=D:\ProgramData\ArGoSoft\MailServer.Net\MailServerData.db</ConnectionString>
    <SQLiteConnString>Data Source=D:\ProgramData\ArGoSoft\MailServer.Net\MailServerData.db</SQLiteConnString>
    <UsersPath>D:\ProgramData\ArGoSoft\MailServer.Net\_users\</UsersPath>
    <OutboxPath>D:\ProgramData\ArGoSoft\MailServer.Net\_outbox\</OutboxPath>
    <ProgramPath>D:\Program Files\ArGo Software Design\ArGoSoft Mail Server .NET\\</ProgramPath>
    <LogPath>D:\ProgramData\ArGoSoft\MailServer.Net\_logs\</LogPath>
    <SharedPath>D:\ProgramData\ArGoSoft\MailServer.Net\_shared\</SharedPath>
    <ArchivePath>D:\ProgramData\ArGoSoft\MailServer.Net\_archives\</ArchivePath>
   以下省略

停止していた3つのサービスを開始して,エラーがなければ移行完了。

アカウントデーターの移行は「D:\ProgramData\ArGoSoft\MailServer.Net」にある「MailServerData.db」のSQLiteデーターベースをコピーする。
「ArGoSoft Mail Server」はマルチドメイン対応で複数のメールサーバーで同じデーターベースが使用可能なので,代表で1つdbを作成してコピーすれば共通化が図れると同時にサーバーダウン時にバックアッブサーバー機能を他のサーバーに持たせることができる。

ライセンス登録は過去記事参照