UPSバッテリー交換(APC Smart-UPS 1500)

バッテリー交換アラームが1度出てから,手動セルフテストで復帰して2ヶ月後に再度出て,復帰しなくなった。そろそろ交換すべく,純正品を確認すると,UPS1台分位の金額なので互換バッテリーを探してみた。昨年交換したLONG製は順調に稼動しているので,今回もLONG製(LG20-12N)で交換する。

取り出した純正バッテリー

2個接続されている。

端子カバー取外し(負荷側)

強力な両面テープで固定されているので,マイナスドライバーを隙間に入れて少しずつ取り外す。

端子カバー取外し(ヒューズ側)

ヒーズ側も負荷側と同一形状の端子カバーが両面テープで固定されている。
(100Aのヒューズ)

純正バッテリー切り離し

2個のバッテリーがこれも強力な両面テープで固定されているので,マイナスドライバーを隙間に入れて切り離す。

純正バッテリー型式

強力な両面テープで2個のバッテリーが固定されていたので,のりが残っている。
GS製 PXL12180 12V 18Ah 台湾製
・端子形状:平型端子(タイプ:F3) ボルト・ナット固定

新バッテリー型式

LONG製 LG20-12N 12V 20Ah 台湾製
純正より容量が2Ah多い。寸法は純正と同じ。
・定格蓄電容量:12V20Ah
・サイズ:横幅181mm×奥行76mm×高さ167mm
・重量:約6.7Kg
・端子形状:M6ボルトネジ受けタイプ※M6ボルトネジ端子付き

新バッテリー端子形状が違う

端子はボルト穴が開いていてボルトで固定するタイプなので接続方法を考えないと(;´・ω・)汗

端子ボルト

付属のボルト・ワッシャ・スプリングワッシャで固定する。

端子サイズ加工

純正バッテリーで使用していたコードの圧着端子穴が小さくてボルトが入らない。
圧着端子5.4mm ボルト5.86mm  
6mmのドリルで圧着端子穴を大きく加工した。

負荷側コード接続

端子カバーの切り込みからコードを出す為,180度反対側に向かって取付。

負荷側コード保護

念のため端子とコード接触部に絶縁板(カイダック板をの字に加工)を取付。

ヒューズ側接続

ヒューズの取付穴が合わないので直付けできない。
UPSに収める際に上側に余裕があるので,上に飛び出しても問題ないのだが,ヒューズ側の穴加工してもヒューズケースにワッシャやボルトの頭が当たって取付できない。(;´・ω・)汗

ヒューズ取付加工

手持ちの圧着端子をL字型に加工して取り付け可能となった。ビスとナットは純正で使用していたものを使用。
圧着端子加工以外では端子にコードを接続してヒューズをバッテリー上に置いておく方法も考えた。

ヒューズ取付

取付位置は上部に1cm程浮いた仕上がりとなった。

端子カバー,バッテリー固定

ヒューズ側の端子カバーは,ヒューズが飛び出しているので,浮いた状態でテープで固定。バッテリー2個は両面テープを使用しないで,テープをぐるぐる巻きにして固定。

UPSに収容

UPSにバッテリーを収容時は,負荷側を奥にして,コードのコネクターを接続して,押し込む。
手前のヒューズ側は端子カバーが浮いているが,上部に余裕があるので問題ない。

問題なく稼働

セルフテストを実施して,バッテリー交換ランプが消灯した。UPSランタイム較正も実施し,問題なし。

LONG製バッテリーは,USP2台目の使用だが,1台目で問題なく稼働しているので今回も使用した。純正バッテリーの半額以下で交換できるので非常に助かっている。
UPS管理ソフトの「PowerChute Business Edition  v9.1.1」はブラウザのインターネットオプションの詳細設定でTLS1.0とTLS1.1を使用チェックにしておかないとポップアップ画面からの設定が出来ない。

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